こめかみリフトとは、目尻の深いしわやたるみを改善させるリフトアップの手術です。ポニーテールで髪を引っ張ったときのように、目尻のしわの部分(カラスの足跡)が斜め上に引き延ばされ、つり目っぽく見える効果もあります。
まぶたの外側のたるみには眉下切開をおすすめする場合が多いですが、目尻のしわの部分に対しては眉下切開だけでは効果が弱いのでこの部分のしわやリフトアップにはこめかみリフトがおすすめです。
一般的にこめかみリフトは、こめかみの生え際の皮膚を切除する方法と、髪の毛がある部分を切開する方法があります。髪の毛がある部分を切開する方法は、筋膜を引き上げることはできても皮膚を切除しないので後戻りがかなりあるのがデメリットです。
また髪の毛の部分の皮膚を切除する方法もありますが、これは高率でキズアトがハゲた線になり目立ちます。 こめかみの生え際で皮膚を切除する方法は、 実際に引き上げる分の皮膚を切除するので後戻りは少なめです。キズが見えてしまうことがデメリットですが、髪の毛の生え際の部分に丁寧にデザインしてしっかり内部処理を行うことでキズをなるべく目立たないようにすることができます。
医師によるカウンセリングと
シミュレーション(約20分)
実際に鏡を見ながらリフトアップしたい部位をお伝えください。お顔の全体のバランスを診察した上でこめかみリフトで改善できるかどうかを判断し、ご提案いたします。
ご希望の方には、診察の際に手術を想定したデザインもいたします。
洗顔
半個室のパウダールームにて洗顔していただきます。
手術前のデザイン(約20分)
完全個室の施術室で医師とデザインの打ち合わせを行い、丁寧にデザインしていきます。デザインが決まりましたら、鏡でよく確認していただきます。
手術(約90分)
局所麻酔の注射を打ってから手術を開始します。もちろん緊張しやすく力をなかなか抜きにくいかたもいらっしゃいますので、できるだけ緊張がほぐれるように優しくお声がけしながら施術をすすめていきます。
オプションで安心リラックス麻酔(笑気麻酔)を使用しますと、よりリラックスした状態で手術を受けることができます。
まぶたのお冷やし休憩(20分)
手術が終わりましたら、半個室の部屋のリクライニングチェアでゆっくりとくつろぎながらまぶたを冷やしていただきます。
冷やし終わったら一度チェックし、お会計となります。
手術後の検診
手術翌日、手術後7日(抜糸)、1か月、3か月、6か月くらいの時点で状態をチェックさせていただきます。この際の再診料は無料です。
もちろん、検診をご希望されない場合は必須ではありません。
施術当日よりも翌日や翌々日が腫れのピークです。腫れが強い時期はまぶたがむくんで開きにくく、二重幅も広く見え、頬のあたりまで腫れがでますが、その後少しずつ腫れがひいていきます。
手術当日から翌日まで包帯もしくはヘアバンドで手術部位を圧迫固定し、血抜きの管(ドレーン)を入れた場合は手術翌日に抜去します。
手術後7日目前後で抜糸となり、抜糸翌日からはメイク可能となりますのでメガネをかけて仕事に復帰されるかたが多いです。
内出血が出た場合は2~3週間程度、黄色っぽいアザとなった後に吸収されていきますのでお化粧で隠していただく必要があります。手術後1か月の時点ではキズが赤いですが、大きな腫れはなくなっています。
手術してから3か月もすると浮腫みもほとんどひいて完成に近づきます。キズが完全に落ち着くのは6か月以降です。
費用 | <こめかみリフト>¥600,000 |
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リスク | 腫れ、痛み、浮腫み、内出血、血腫、感染、創離開、きずあと(白い線)、肥厚性瘢痕、ケロイド、たるみの残り、後戻り、顔面神経麻痺(眉毛が上がりにくい)など |
※価格は全て税抜き表示になります。
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