前額リフト(おでこリフト)はおでこのたるみや眉毛を引き上げるリフトアップ手術です。多くのかたは加齢や重力によりおでこの皮膚がたるみ、
眉毛がさがる傾向があり、そうなると暗い印象やお年をとった印象がでてきます。ご自分で眉毛の上の皮膚を指でひっぱりあげてみてください。
その際にまぶたのたるみや眉毛の位置が上がることにより若々しく見えるようであれば、この手術がおすすめです。
また、眉毛は下がっていないけれども眉毛をあげる癖があるかたはおでこの横じわが深くきざまれることによりお年をとった印象が強くでてきますので、この手術でおでこの横じわを軽くすることで若々しさを取りもどすことができます。
生え際皮膚切除法と頭皮切開法があります。生え際皮膚切除法は、前髪の生え際を切開して皮膚の下を眉毛の高さまで剥離し(剥がし)、皮膚を引き上げて余った皮膚を切除する方法です。場合により、眉をひそめる筋肉を一部切断し、眉毛が下がりにくく、眉間のしわが寄りにくいような処置をします。
頭皮切開法は、髪の毛がある部分を4箇所、2~3cmずつ切開して骨から皮膚を剥がします。眉毛の高さまで剥離をした後、引き上げた皮膚を金属プレートを用いて頭の骨に固定します。
眉毛をあげる力はどちらの方法もありますが、アンチエイジング目的、おでこのしわ取り目的に行うのであれば生え際皮膚切除法が最適です。
頭皮切開法はキズが目立たない良い方法ですが、皮膚を切り取らないのでわずかに後戻りがあるのと、おでこが少し広くなるのでもともとおでこが広いかたには不向きです。
通常、前髪の生え際は細い毛が生えています。この細い毛が生えている部分のキワで切開デザインをし、細い毛を温存するように皮膚を切開することで、キズを目立ちにくくさせることができます。眉下切開と同じようにデザインと切開の仕方がキズの仕上がりを左右します。
医師によるカウンセリングと
シミュレーション(約20分)
眉毛と目の距離、おでこのたるみなどの状態を診察した上で最適な手術をご提案します。ご希望の方には、診察の際に手術を想定したデザインもいたします。
洗顔
半個室のパウダールームにて洗顔していただきます。
手術前のシミュレーションとデザイン
(約20分)
完全個室の施術室で医師とデザインの打ち合わせを行い、丁寧にデザインしていきます。デザインが決まりましたら、鏡でよく確認していただきます。
手術(約120~150分)
静脈麻酔で意識が遠のいたのちに、局所麻酔の注射を打ってから手術を開始します。この手術では手術途中で起こすことはありませんので、目が覚めて気がついたときには手術が終わっています。
リカバリー休憩(約60分)
手術が終わりましたら、半個室の部屋のリクライニングチェアでゆっくりとくつろぎながら手術部位を冷やしていただきます。
冷やし終わったら一度チェックし、お会計となります。
手術後の検診
手術翌日、手術後7日(抜糸)、1か月、3か月、6か月くらいの時点でまぶたの状態をチェックさせていただきます。不安なことや心配なことがあれば、ご遠慮なくおっしゃってください。この際の再診料は無料です。
もちろん、検診をご希望されない場合は必須ではありません。
施術当日よりも翌日や翌々日が腫れのピークです。腫れが強い時期はまぶたまでむくんで開きにくく、二重幅も広く見え、頬のあたりまで腫れがでますが、その後少しずつ腫れがひいていきます。手術当日から翌日まで包帯もしくはヘアバンドで手術部位を圧迫固定し、血抜きの管(ドレーン)を手術翌日に抜去します。手術後7日目前後で抜糸となり、抜糸翌日からはメイク可能となります。
内出血が出た場合は2~3週間程度、黄色っぽいアザとなった後に吸収されていきますのでお化粧で隠していただく必要があります。手術後1か月の時点ではキズが赤いですが、大きな腫れはなくなっています。
手術してから3か月もすると浮腫みもほとんどひいて完成に近づきます。手術後、一時的におでこや頭皮の感覚が鈍くなりますが、だんだんと感覚が戻ってきます。キズが完全に落ち着くのは6か月以降です。
費用 | <生え際皮膚切除法>¥950,000 <頭皮切開法>¥900,000 <眉間縦じわ処理>¥150,000 <静脈麻酔>¥80,000 |
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リスク | 腫れ、痛み、浮腫み、内出血、血腫、感染、創離開、きずあと(白い線)、おでこや頭皮の感覚鈍麻、しびれ、肥厚性瘢痕、ケロイド、しわやたるみの残り、左右差、きずのへこみなど |
※価格は全て税抜き表示になります。
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