目次
2.女性の乳頭縮小との違い
3.乳頭縮小手術が向いている人
4.乳頭縮小の手術方法
5.乳頭縮小の名医とは
6.乳頭縮小術を受ける前にすべきこと
7.手術後の注意点
8.温泉やサウナはいつから行ける?
9.乳頭縮小が向いていない方
10.まとめ
執筆者:形成外科専門医
中島由佳理医師
慶應義塾大学病院 形成外科
東邦大学卒業後、慶應義塾大学形成外科医局へ入局。
大学病院にて臨床経験を積み、専門医を取得。現在も慶應義塾大学にて手術を継続しつつ、オジスキンクリニックにおいても手術や皮膚科外来を行う。
細かい手術を得意とし、傷跡を徹底的に考慮したアフターケアを心がけている。
フランス語、英語、日本語での対応が可能。
乳頭縮小とは
乳頭縮小手術について
乳頭縮小手術は、乳頭縮小形成術または乳頭形成術とも呼ばれ、乳頭のサイズ、形状、または長さを変更することを目的とした美容外科手術です。乳首の大きさ、形、突起が気になる方であれば、乳頭縮小手術を検討することができます。
手術と聞くと入院などを想定する方もいらっしゃいますが、基本的に手術は局所麻酔で日帰りで可能です。
ただし、手術には高度な技術が必要です。
手術を受ける前に知っておきたいことをこちらのコラムにまとめています。
ぜひご一読ください。
女性の乳頭縮小術との違い
乳管温存法
女性の乳頭を縮小する際には将来的な授乳を考慮し手術を行います。これを一般的に「乳管温存法」といいます。組織を切除しすぎてしまうと乳管に傷がついたり、閉塞してしまう可能性があるため、むやみに切除することは出来ません。
しかし、男性の場合は授乳を考慮する必要はないため、理想とする乳頭の大きさにある程度近づけることが可能です。自分が求める乳頭の大きさに適した術式をぜひ主治医と相談してみてください。
乳頭縮小術が向いている人
男性の乳首のサイズは、女性と同じように大きく異なります。乳首の大きさは、遺伝、ホルモンバランス、個人の体組成などの要因の影響を受けます。乳首のサイズと外観は個人差も大きく、サイズが大きいからと異常ではなく正常であることを覚えておいてください。
ただし、一般的に、男性の乳首は女性の乳首に比べて小さく、目立たない傾向があり、幅4~5mm程度です。見た目として、乳首の大きさ、形、突起が気になる方は、乳頭縮小手術を検討することができます。また、見た目の問題以外に下着で擦れて痛みが出る方やTシャツなど着た際に目立つ方も適応となります。
乳頭縮小の手術方法
男性の乳頭縮小の手順は、女性の場合と同様です。通常は外来で局所麻酔下で行われます。手術は1時間ほどで終わり、日帰りで可能です。
手術では乳頭の周りを慎重に切開し、余分な組織を取り除き、希望のサイズと形状に整えます。切開部は極細の縫合糸で縫い、術後はガーゼで保護した状態になります。男性において、乳頭を理想の形へ近づけるため大幅に縮小する必要がある場合は乳管も一緒に切除する方法も選択肢となります。
乳頭縮小の名医とは
乳頭縮小はこだわりをもって行うと非常に高度な技術を要します。
乳頭はメラニン色素が多い部位であるため、切開部分の傷跡が白く目立ちやすい部位でもあります。乳頭縮小手術では、他の外科的処置と同様に、出血、瘢痕化、乳頭の一時的な感覚の変化など、いくつかのリスクが伴います。資格のある経験豊富な形成外科医を選び、手術を受ける前に、目標とする結果やリスクについて徹底的に担当医と話し合うことをお勧めします。
当院では美と傷跡に特化した形成外科にて研修を積んだ形成外科専門医が手術を担当します。手術に用いる糸、針はもちろん、縫合の位置や数にもこだわり、傷跡が目立たないようアフターケアも徹底しています。
乳頭縮小術を受ける前に
しておくこと
自分の乳頭をどのくらいの大きさに変えたいのか、具体的なイメージを持っておくことをお勧めします。手術により小さくなりすぎてしまった場合、大きくするのにはさらに高度な技術が必要となります。また、理想とする乳頭に近づけるために術式が変わる可能性もあります。担当医と詳しく話し合うことがとても大切です。
また、術前に乳頭に炎症が起きている場合は手術できない可能性もあります。下着や洋服などで擦れが続くと皮膚炎を起こしていることがあり、術後に傷跡が目立ってしまいます。手術前に肌状態を整えておきましょう。
手術後の注意点
術後は出血や腫れ、感染症のリスクが伴うため、手術を受けるクリニックの指示に従って安静に過ごしましょう。手術当日の飲酒や運動は出血や腫れの原因となるので避けましょう。
また、術後1週間は乳頭に糸がついた状態です。抜糸までは感染症のリスクを下げるために入浴は避け、シャワーのみとすることが多いです。
万が一、手術後にほてり、痛み、赤みが強くなってくるようであれば感染の可能性があるため早めに手術をしたクリニックへ連絡しましょう。
また、喫煙は傷の治りを悪くします。できる限り禁煙として、ビタミン類など栄養をたっぷり摂取しましょう。
温泉やサウナについて
温泉やサウナはいつから行ける?
基本的に抜糸をすれば入浴自体は可能ですが、温泉によっては細菌感染の可能性があるため、万が一、抜糸後に血が滲んだり、浸出液があるようであれば控えるべきです。
また、抜糸時はまだ傷は完成していないため赤みが強い時期でしょう。見た目として傷跡が落ち着いてくるのには半年程度みる必要があります。もし、傷跡の赤みが気になる場合は、傷跡が落ち着いてから温泉やサウナなどを楽しんでください。
乳頭縮小が向いていない方
乳頭縮小を控えたほうが良いのは下記の通りです
- 傷跡が目立ちやすい方(ケロイド体質など)
- 免疫抑制剤内服中
- 糖尿病など傷の治りが悪い方
- 乳頭がすでに小さく、手術により不自然になる方
- 局所麻酔アレルギーのある方
まとめ
ぜひこの機会に形成外科専門医に相談ください
男性の乳頭縮小手術の一度受ければ通常永久的です。
施術後は見た目が気にならなくなり、自信が高まると言われています。
乳頭の大きさが気になって水着を楽しめなかった方や服に浮いてしまう乳頭がコンプレックスだった方はぜひこの機会に形成外科専門医に相談してみてください。
オジスキンクリニックは慶應義塾大学形成外科の関連施設です。形成外科専門医が知識と経験に基づき手術をご提供いたします。
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