こんにちは、オジスキンクリニックの吉原です。
脂肪溶解注射を受けにいらっしゃる方からよく聞かれるのが
「エラボトックスとどっちがおすすめですか」
というもの。
小顔治療といえば、脂肪溶解注射と小顔(エラ)ボトックスが2大巨塔ですよね。
今回はその違いを詳しくみていきます。
気になるのはどこ?
脂肪溶解注射
脂肪があるところには打つことができます。
脂肪を溶かす成分はデオキシコール酸といいますが、脂肪腫という脂肪の塊のできものにも効果があることがわかっています。
口横のもたつきや、二重顎などは脂肪溶解注射のとってもよい適応です。
当然ながら脂肪が減ればお顔は小さくなります。
エラボトックス
エラボトックスはイラストに示すように、顔の横幅を減らす注射です。
顔の横幅といっても頬骨部分ではなく、まさに「エラ」部分です。
正面から見たときの横幅がすっきりし、ベースボールから卵型の輪郭へ変わります。
周囲から「痩せた?」と聞かれることも増えますので、そのあたりは脂肪溶解注射と同じですね。
ただし、口横のもたつきや二重顎には効果がありません。
↑青い部分:脂肪溶解注射 赤い線部分:エラボトックスで小さくなる横幅
エラボトックスの効果が出やすい人。出にくい人。
ボトックスの効果は筋肉を休めてあげることです。
運動部をやめるとムキムキしていた筋肉がほっそりしてきますよね。
同じ原理がエラボトックスで起こります。エラボトックスは咬筋という噛む筋肉を休ませることで、筋肉をほっそりさせるのです。
もともと筋肉が発達していない方はボトックスを打っても効果がみえにくいですが、筋肉の発達が著しく、厚みもしっかりある方はその分効果も見えやすいです。
確かめ方としては…
ご自身で顔の外側に手をあてて奥歯をぐっとかみしめてみます。
すると筋肉が動くのがわかるはず。
その筋肉の動きが大きい方ほど、咬筋が発達している証拠。
逆に動いているかどうか「?」という方は咬筋は発達していないので、ボトックスを打っても小顔効果が出ません。
脂肪溶解注射はみんな効果が出るの?
続いて、脂肪溶解注射についてです。
脂肪溶解注射も、脂肪があるところにしか効果がありません。
ただ、動物は皮下脂肪はからなず存在しますので多少なりとも効果は出てくれます。
ひとつの目安が、つまんでみて厚みが8mm~10mm程度ある方は脂肪の層がしっかりあることになりますので、脂肪溶解注射を打つと余計な脂肪が溶けてくれますよ。
厚みないんだけど…という方は
つまんでみても皮しかつまむことができない場合。
その場合は必要最低限の脂肪しかないことになります。気になる二重顎や口横のもたつきは皮膚のたるみの可能性が非常に高いです。
皮膚がたるんでいる場合はエラボトックスも脂肪溶解注射もNGです。
その場合はたるみの治療になるのでHIFU(ハイフ)治療が最高。
熱を加えることでぎゅーっと引き上げ・引き締めし、たるんでしまった皮膚を奥の筋膜ごと引き上げてくれます。
たるみは気になるけど切って縫うような手術はちょっと…という方には、ちょうど5年くらい前に戻すようなHIFU治療がおすすめです。
手術や糸リフトって時間を巻き戻すというよりかは、無理やり皮膚を違う場所へもっていく感じ。
HIFUで時間を巻き戻すのが一番自然なたるみ治療だと思います。
まとめ
というわけで、お悩みに応じておすすめしたい治療は全く異なります。
意味のない治療はもったいないので、小顔になるための一番の近道をしっかり知りましょう~!
エラボトックス?
脂肪溶解注射?
はたまたHIFU?
気になる方はお気軽にご相談ください。