こんにちは、オジスキンクリニックの吉原です。
脂肪溶解注射について、よくご質問を受けるのが
「1㏄でどれくらい効果がありますか?」
というもの。
大半のクリニックは1㏄ずつの価格表示ですよね。
1㏄×何本必要なのかは非常に気になるところかと思います。
実はこれ、脂肪溶解注射の種類によって全く異なります。
なぜなら、脂肪溶解注射の主成分である「デオキシコール酸」の濃度が違うから。
顎下の脂肪を溶かすために必要な本数は
では、顎下の脂肪を溶かしたい場合、何本の脂肪溶解注射が必要なのでしょうか。
FDAの認可しているデオキシコール酸は1cm×1㎝の範囲に2㎎注入して効果を発揮します。
FatXcore
FatXcoreの場合、デオキシコール酸は10㎎/㏄なので2mgを注入するとなると0.2㏄必要な計算になります。
つまり、1㏄あると5ポイント注入できるので500円玉程度の大きさをカバーできます。
ですので、顎下となると脂肪の量にもよりますが5~8㏄必要ということになります。
Kabelline(カベリン/カベライン)
当院で扱いのあるもう一つの脂肪溶解注射、Kabellineはどうでしょうか。こちらは0.5%の濃度ですので、単純に同じ500円玉を溶かそうと思うと2㏄必要な計算になります。
ただし、大量に注入すればよいというものではなく、しっかり脂肪層に入れていく必要があるのでFatXcoreが1か月おきなのに対して1~2週間おきに注入していく必要があります。
ですので、1回あたりに注入する量は同じでもFatXcoreに比較して最終的に2倍量入れていく計算になります。
BNLSneo
では、BNLSneoはいかがでしょうか。
日本で一番流通している脂肪溶解注射ですが、有効成分デオキシコール酸の濃度はFatX coreに比較しておよそ10000分の1…。
お分かりのように、BNLSneoで500円玉大の脂肪へアプローチするとなると何瓶も必要になります。
当然その量は打てませんので、1~2週間に1度注入していくとしてもデオキシコール酸濃度の高いその他に製剤に比較すると効果は劣ります。
ライフスタイルで使い分ける
脂肪溶解注射は部位や脂肪量によって必要な本数は変わってきます。
顎下であれば5~8㏄注入していくことが多いです。
脂肪溶解注射もそれぞれ特徴があります。
頻繁に通院できるけれど腫れたくない方にはKabelline(カベリン/カベライン)。
2~3回ですっきりした感じを実感したい方にはFatXcore。
お悩みや自分のライフスタイルに合ったものを選んでください(^^♪
ダイエットしてもなかなか減らない二の腕や顎下、頬の脂肪を減らしたい方にはおすすめの治療法です。
お気軽にご相談くださいね。