こんにちは、オジスキンクリニックの吉原です。
前回、ホクロのレーザー治療について解説しました(→こちら)
レーザー治療を受けるのであれば機械は一択です。
少なくともスキャナ付レーザー。これに勝るものはありません。
ですが、きれいに治すためにさらにできることがあります。
実はレーザー治療後にたった3つのことを気を付けるだけでホクロ治療後の跡の残り方は雲泥の差がでます。
ぜひ知っておいてくださいね。
◆治療を受ける前に◆
まず、ホクロの治療を受ける前にそのホクロが急激な拡大をしていないか、出血・じくじくがないかを確かめてください。
もし、あてはまるのであれば「悪性」のホクロの可能性があります。
そうではないのであればホクロのレーザー治療を受けることができます。
万が一、怪しいなと思った場合はレーザー治療ではなく切除がおすすめです。
◆①治療を受ける前の一言◆
ホクロを取る際に一番大切なのは「いかに平坦にきれいに治すか」です。
ホクロのレーザーは皮膚を削るものです。皮膚を削るということは、当然「へこみ」ますよね。
実はホクロの色素を奥まで1度で取り切ろうとすると、深く削られすぎてしまうことがあります。削られすぎると当然へこみ、へこんだまま平らにならないことがあります。
ホクロ治療をするとき、どうしても1回で色素をなくしたいわけではないのであれば
「1度で取り切れなくてもよいので、あまり削りすぎないでください」
と伝えてみてください。
もちろん、また色素が出てくるリスクはありますが、その場合は再照射すれば取れていきます。
1か月後の再発よりも、半年後にきれいにホクロが取れていることのほうが大切ですよね。
◆②レーザー治療を受けた後のケアを一工夫◆
ホクロのレーザーは皮膚を削り取っていくことで色素をなくしていくものです。
削ったあとに新しい皮膚がしっかりできるまでは必ずテープを貼る必要があります。
当院では傷をきれいに治すための軟膏と特殊なテープをお出ししています。
施術後に貼るのと貼らないのでは皮膚がきれいにできるまでの期間も皮膚の質も違いますよ。
逆にいうと必ずテープを貼ることができるタイミングでレーザー治療を受けてください。
◆③皮膚が新しくできても油断禁物◆
新しい皮膚は非常に繊細です。
ここでテープを貼り終えたからと油断して日光を浴びたり、雑に扱ってしまうとからなず色素沈着が長引きます。
色素沈着とは、ケガの跡が茶色に残るアレです。皮膚にダメージが加わることでメラニン色素が一時的に増えてしまう状態。
もちろん体質によるところも大きいですが、なるべく大切に大切に扱うことで色素沈着の時間を短くできます。
大切なのは
①日焼け止め
紫外線はお肌に大敵です。特にレーザー照射後の新しい皮膚には。必ずSPF30以上の日焼け止めを使用してください。そしてできれば2時間おきの塗りなおしです。マスクはあてになりません。
②こすらない
よく、色味を整えるためにコンシーラーなどでごしごしする方がいます。これは絶対NG。こすらないよう、やさしく触ってあげてくださいね。
③色素沈着をはやく鎮めるための栄養
色素沈着はビタミンC、Eなどが一役買ってくれます。食事からの摂取が難しい場合は内服薬に頼るのもありです。また、クリニックでの処方となりますが、言わずと知れたトラネキサム酸やタチオンも色素沈着に効果があります。しっかり内服継続するとしみやくすみにも効果がありますよ。
◆まとめ◆
気になるホクロはきれいに取ることが一番大切。
「遠足は家に帰るまでが遠足」とおなじで、ホクロもアフターケアまでがホクロ取りです(^^♪
当院ではアキュパルスというスキャナ付炭酸ガスレーザーを用いて拡大鏡下でホクロを取ります。きれいに治すために深追いは禁物ですので、1回で取り切れない可能性をご了承いただきます。ただし再照射のご料金はいただいておりません(^^
ホクロは場合によっては保険適応となります。
お気軽にお問合せください。